(令和5年秋開始接種)効果と安全性(新型コロナワクチン接種)
更新日:2024年3月25日
ワクチンを接種することで、体の中で新型コロナと戦う仕組み(免疫)ができて、新型コロナの症状が出にくくなります。
オミクロン株(XBB.1.5)1価ワクチンの効果
オミクロンXBB系統株への有効性が期待できると考えられています
オミクロン株対応1価ワクチンの接種により、現在の流行株であるオミクロンXBB系統に対して、これまでのオミクロン株対応2価ワクチンよりも高い中和抗体価を誘導することが報告されており、重症化予防効果はもとより発症予防効果の向上が期待されています。
ファイザー社及びモデルナ社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)について、オミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1又はBA.4-5)の臨床試験において中和抗体価の上昇がみられ有効性が確認されていること、オミクロン株に対する有効成分を含むワクチンの非臨床試験のデータからヒトでの免疫応答について一定の予測が可能と確認されていることを踏まえ、非臨床試験におけるオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)の接種により、オミクロン株XBB.1.5に対する中和抗体の産生が認められたことから、一定の有効性が期待されています。
また、第一三共社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)については、第一三共社のオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.4-5)の追加接種を1回行い、接種28日後にオミクロン株亜系統に対し中和抗体の上昇が認められたこと、非臨床試験におけるオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)の接種により、オミクロン株XBB.1.5に対する中和抗体の産生が認められたことから、一定の有効性が期待されています。
注記:第50回・第51回・第54回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会資料より抜粋
参考
(厚生労働省QA)オミクロン株対応1価ワクチンの接種にはどのような効果がありますか。(外部サイト)
オミクロン株(XBB.1.5)1価ワクチンの安全性
ファイザー社及びモデルナ社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)の安全性については、従来型1価ワクチン(従来株)とオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.1又はBA.4-5)の安全性について、これまで実施された臨床試験におけるデータや接種後の副反応の発現状況等から、大きな差が無いことが確認されていることを踏まえ、既承認の製剤と基本的には同様であり、特段の懸念はないものと考えられ、それぞれ令和5年9月1日及び同年9月12日に薬事承認されています。
また、第一三共社のオミクロン株対応1価ワクチン(XBB.1.5)の安全性についても、従来型1価ワクチン(従来株)とオミクロン株対応2価ワクチン(従来株/BA.4-5)の安全性について、これまで実施された臨床試験における副反応の発現状況等から、大きな差が無いことが確認されていることを踏まえ、上記の製剤と基本的には同様であり、主な副反応として、注射した部分の痛み、頭痛、疲労、発熱等がありますが、特段の懸念はないものと考えられています。
症状が出た人の割合 | 症状(ファイザー社製) | 症状(モデルナ社製) | 症状(第一三共社製) | ||
---|---|---|---|---|---|
6か月から4歳 | 5歳から11歳 | 12歳以上 | 6歳以上 | 12歳以上 | |
50パーセント以上 | 機嫌が悪い | 注射部位の痛み、疲労 | 注射部位の痛み、頭痛、疲労 | 注射部位疼痛、頭痛、疲労 | 注射部位の痛み、倦怠感 |
5から50パーセント | 注射部位の痛み、発赤・紅斑、腫れ、傾眠、頭痛、食欲減退、下痢、嘔吐、筋肉痛、疲労、発熱、悪寒 | 発赤・紅斑、腫れ、頭痛、下痢、筋肉痛、関節痛、悪寒、発熱 | 腫れ、発赤・紅斑、下痢、筋肉痛、関節痛、リンパ節症、悪寒、発熱 | 腫れ・硬結、発赤・紅斑、悪心・嘔吐、筋肉痛、関節痛、リンパ節症、悪寒、発熱 | 熱感、腫れ、紅斑、そう痒感、硬結、頭痛、筋肉痛、発熱、接種後7日目以降の痛みや腫れなど、リンパ節症、発疹、腋窩痛 |
1から5パーセント | 関節痛 | 嘔吐 | 接種後7日目以降の痛みや腫れなど |
注記:添付文書(コミナティ筋注6か月から4歳用、コミナティ筋注5歳から11歳用、コミナティRTU筋注、スパイクバックス筋注(1価:オミクロン株XBB1.5)、ダイチロナ筋注(XBB.1.5))より抜粋
参考
(厚生労働省QA)オミクロン株対応1価ワクチンにはどのような副反応がありますか。(外部サイト)
武田社製従来ワクチン(ノババックス)の効果と安全性
詳細は、下記をご確認ください。
武田社製従来ワクチン(ノババックス)について(新型コロナワクチン接種)
新型コロナワクチン接種後の副反応への対応・国や都の電話相談窓口
一般的にワクチン接種後には、ワクチンが免疫をつけるための反応がおこるため、接種部位の痛み、発熱、頭痛等の副反応が生じる場合があります。
ワクチン接種後の、副反応を含めた体の不調や健康上の不安が生じた際の対応については、下記をご確認ください。
新型コロナワクチン接種後の副反応への対応・国や都の電話相談窓口
お問合わせ
健康課(新型コロナウイルス感染症対策小金井市コールセンター)
電話(フリーダイヤル):0120-663-302(令和6年3月29日(金曜)まで)
FAX:042-316-7667(聴覚障がいのある方など)(令和6年3月31日(日曜)まで)
健康課健康係
電話:042-321-1240(令和6年4月1日(月曜)から)
FAX:042-321-6423(聴覚障がいのある方など)(令和6年4月1日(月曜)から)