令和4年度小金井市総合水防訓練を実施しました
更新日:2022年5月16日
小金井市では、台風・集中豪雨などの多発期に備え、小金井消防署、市消防団などの関係機関、地域の方々と連携した水防訓練を実施しています。
今年度は、令和4年5月8日(日曜)に小金井市立緑小学校を会場として、市職員や消防署員のほか、市消防団や町会自治会等の各関係機関の皆様、市民の皆様等、約300名の方にご参加・ご協力をいただいての実施となりました。
「急速に発達した低気圧の影響に伴う集中豪雨により、小金井市に大雨洪水警報が発令、かつ、野川に対して氾濫危険情報が発表され、緑町地区の住宅街を流れる仙川が急激な水位上昇により氾濫危険が発生した」という想定のもと訓練を実施し、また、ご来場の皆様にも各種工法の体験や見学をしていただきました。
市民の皆様、町会・自治会、自主防災組織の皆様、関係機関の皆様におかれましては、早朝より本訓練にご参加・ご協力いただき誠にありがとうございました。
今後も台風・集中豪雨などに備え、各関係機関との連携強化、水防技術の向上および水防に関する意識の向上を図ってまいります。
実施日時
令和4年5月8日(日曜)午前10時から正午まで
会場
小金井市立緑小学校 校庭 (小金井市緑町4丁目15番39号)
訓練等の内容
- ドローンによる監視警戒
- 水防工法(改良積土のう工法、連結水のう工法(タイガーダム))の実施
- 救助活動訓練
- 簡易水防工法体験
- 水圧ドア体験
訓練等の様子
ドローンによる監視警戒訓練
株式会社 フライトにより、ドローンによる上空からの情報収集訓練を実施しました。
株式会社 フライトは、災害時においてドローンを活用した技術提供および支援活動を行う災害協定を小金井市と結んでいます。
水防工法訓練(改良積土のう工法)
改良積土のう工法は、土のうを積み上げ、その継ぎ目に土を詰める「積土のう工法」を、さらに防水シートでまわりを覆うことで防水性を高めた工法です。
今回の訓練では、小金井消防署と市消防団が連携し、仙川の氾濫危険防止のため、約15メートルにわたり改良積土のう工法を実施しました。
水防工法訓練(連結水のう工法(タイガーダム))
今回の訓練では、チューブ式の水のうを連結して使用する「チューブ式・連結水のう工法」を実施しました。
従来の積土のう工法に比べ、保管や搬送が簡単な上、土砂ではなく現場にある大量の水を使用するため、人員や労力を削減することができます。
1本で約3トンの水を必要とし、土のう約300袋分に匹敵します。
今回の訓練では、水のう3本をピラミッド型2段で長さ約15メートル・高さ約90センチに設定しました。
チェーンソー取扱訓練
消防署員指導のもと、市消防団が訓練を実施しました。
チェーンソーの適切な取扱いをはじめ、防護服の正しい着用方法の指導がありました。
救助活動訓練
「土砂等の流入により一部倒壊した建物内に要救助者が1名発生した」という想定で、救出救助演技を行いました。
今回の訓練では、狭い隙間やがれきの中などの様子や、要救助者の有無を確認するための「内視鏡カメラ」を活用し、倒壊した建物内の要救助者1名を発見し、救出しました。
各種体験
ご来場の市民等の皆様にも、身近なごみ袋・レジ袋、段ボール箱やプランター等を使用して自宅でできる「簡易水防工法」と、「水圧で重くなったドアの開閉体験」を体験していただきました。
お問合わせ
地域安全課防災消防係
電話:042-387-9807
FAX:042-384-6426
メールアドレス:s020299(at)koganei-shi.jp
注記:迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。
