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市長式辞(小金井市市制施行60周年記念式典)

更新日:2018年12月3日

 本日ここに、小金井市市制施行60周年記念式典を挙行いたしましたところ、公私ともにご多用の中、多くのご来賓の皆様、市民の皆様のご臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、「小金井」の地名の由来は、諸説あり、「黄金に値する豊富な水が出る」ことからとも言われております。本市の前身である小金井村は、明治22年4月、市町村制の発足により、小金井村・貫井村・小金井新田・梶野新田・関野新田・十カ新田の六か村が合併して誕生しました。
 同じ明治22年に現在のJR中央本線の前身である甲武鉄道が開通し、お花見のための仮乗降場であった武蔵小金井駅は大正15年には停車場として開業されました。小金井村は、鉄道の発達により都心の影響を受けるようになり、駅前を中心に街並みが発展、昭和12年2月11日に町制を施行しました。当時の人口は約1万人でありました。
 第二次世界大戦後は、都市化が急激に進展し、昭和33年10月1日に、多摩地域で10番目に市制を施行しました。当時の人口は約4万人でありましたが、昭和52年7月には10万人に達しました。この間、人口増加に伴い、学校、保育園等が新設され、道路や河川等、都市の基盤とも言える公共施設も充実が図られました。昭和61年3月には下水道整備が完了し、大きなまちづくりの礎が完成しました。
 平成21年12月にはJR中央本線、三鷹−国分寺間が上下線とも高架化し、平成23年には武蔵小金井駅南口交通広場が完成するなど、さらに発展を続け、平成29年10月10日には、12万人を突破しました。なお、平成30年10月1日現在の人口は121,167人となっております。
 現在では、武蔵小金井駅南口第二地区第一種市街地再開発事業や東小金井駅北口土地区画整理事業等の駅周辺のまちづくりが進められています。発展を続けている一方で、本市の一番の魅力は、東京の中央部に位置しながらも緑が多く、大正13年に国の名勝に指定された玉川上水のヤマザクラ並木や、平成15年に東京の名湧水に選定された滄浪泉園・貫井神社・美術の森緑地の三つの湧水など、すばらしい自然環境に恵まれていることです。また、庭先販売や地域の店舗への直接販売、市立小中学校の学校給食での活用など、地域内消費を主体とする都市農業も展開されています。
 本市及び近隣には、大学や専門学校等が数多くあり、学園都市の顔も持っています。現在、六つの学校と連携を図っており、学校が持つ個性を活かした取組を行っております。
 先人達が築き上げてきたこれらの貴重な財産は、次代にもしっかりと引き継いでまいる所存です。
 小金井市がここに至るまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。
 平成19年3月、市内で発生する可燃ごみを処理していた二枚橋衛生組合の全焼却炉の運転が停止しました。以降、これまで約11年半、本市から発生する可燃ごみはすべて多摩地域の各団体のご支援により滞りなく処理していただいております。現在は、日野市、国分寺市と共に可燃ごみの共同処理を行うことを目的として設立した浅川清流環境組合におきまして、平成32年度の本格稼動に向けて、新施設の建築工事が進められております。本日はご支援いただいている各団体の代表の方々が多数ご臨席いただいていると存じますが、この場をお借りいたしまして、あらためて御礼申し上げます。今後も、市民の皆様のご協力により大きな成果をあげているごみの減量・資源化に努めてまいりますので、引き続き、ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
 本市の人口は微増傾向にありますが、やがては減少に転じる時が来ます。少子高齢化が進むことにより社会保障関連経費は増加し、生産年齢人口の減少により地域経済や税収は縮小され、地域活力が低下してしまうことが懸念されます。今後も持続可能なまちであるためには、幅広い世代の方々から、住み続けたいと願われるまち、選ばれるまちでなければなりません。市内には、野川や玉川上水が流れ、広大な三つの都立公園があり、水とみどりがとても豊かなまちです。また、日本標準時を決定・供給・維持している、国立研究開発法人情報通信研究機構があり、小金井市は「時が生まれるまち」でもあります。地域のたくさんの魅力や特色を市内外に積極的に発信し、選ばれるまちをめざしてまいります。中でも、子育て世代の方々に選ばれるまちであることが重要であると考えており、そのためには、子育ち・子育て環境の充実、教育力の向上が欠かせないと思っております。まち全体の総合力向上をめざし、住民福祉の増進、まちづくり、ひとづくり、未来づくりへ全力で取り組んでまいります。
 小金井市は市民力・地域力がとても高いまちです。今後も様々な分野で市民力・地域力を結集して、市政を運営してまいりたいと考えておりますので、引き続きお力添えをお願いいたします。
 60年という節目を迎える本年度は、多くの記念事業を実施しており、本日午前6時から、都立小金井公園江戸東京たてもの園前広場で行なわれた、特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会には、およそ2,800人の方々に参加していただきました。また、小金井桜まつり、小金井阿波おどり、青少年のための科学の祭典などの既存の事業につきましても、冠事業として盛大に実施されました。地域の皆様、各関係団体の皆様のご尽力に対し、あらためて感謝申し上げます。
 本日の式典では、小金井市の発展に尽くされてこられた方々に、表彰状ならびに感謝状を贈呈させていただきます。受賞された皆様方の長年にわたるご尽力とご研鑽に、心から敬意と感謝の意を表します。
 また、今年6月に開催された第二回市議会定例会で同意を得て、お二人の名誉市民を10年ぶりに選定いたしました。本日はその方々に名誉市民証を贈呈させていただきます。
 そして、式典の後半には、市制施行60周年を記念して作成した小金井市歌及び小金井市民愛唱歌の発表やプロモーションビデオの上映もさせていただきます。作成に関わっていただいた全ての方々に感謝申し上げます。
 むすびとなりますが、本日ご臨席いただきましたご来賓の方々、ならびに市民の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げますとともに、今後とも、市勢発展のために、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう重ねてお願い申し上げ、式辞といたします。

平成30年10月7日
小金井市長 西岡 真一郎

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