平代坂遺跡の遺跡見学会を開催しました

令和4年3月26日（土曜）、平代坂遺跡（へいだいざかいせき）の遺跡見学会を開催しました。
当日は不安定な天候の中にもかかわらず、1000人を超える大勢の方々にご来場いただきました。
室町時代の遺構（いこう）・遺物（いぶつ）から中世小金井をイメージし楽しんでいただけたのではないでしょうか。
会場へお越しいただいた皆様、誠にありがとうございました。
注：当日は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の対策のため、来場者には検温や手指消毒をご協力をいただいたうえで遺跡見学会を実施しました。

当日配布した遺跡見学会資料はこちらからダウンロードできます。
あわせて生涯学習課窓口でも配布しております。

平代坂遺跡の発掘調査は、小金井市前原町三丁目32番地の開発工事に先立ち、令和4年2月から調査を実施しています。
今回の調査では中世（鎌倉時代から戦国時代まで）とりわけ室町時代の、板碑（いたび）廃棄（はいき）土坑（どこう）や地下式坑（ちかしきこう）・井戸・境堀（さかいぼり）などが確認されています。
遺跡見学会では、これらの成果を遺跡案内にて解説しました。

出土した中世の陶器や青磁（せいじ）などの資料は、特設の展示コーナーにて陳列し、見たり触ったりしていただきました。

小金井市指定有形文化財の梶家所蔵板碑（いたび）（板石塔婆）の一部を、所有者のご厚意で特別公開しております。
板碑という馴染みの薄い石造物を知っていただける機会になりました。