平成29年度市施設等からの温室効果ガス排出量の算定結果

更新日:2018年11月26日

 市では、小金井市地球温暖化対策実行計画(市役所版)に基づき、平成27年度から平成32年度までの6年間で、平成18年度実測値から14.7パーセントの温室効果ガス排出量の削減を目指しています。
 平成29年度の温室効果ガス排出量は、前年度より14.5パーセント、基準年度より36.7パーセントの増加となりました。これは、電気(東京電力)の排出係数が前年度より約5.5パーセント、基準年度より約40.8パーセント悪化していることにも因りますが、排出係数を一定にして計算してみても基準年度より約11パーセント、前年度より約2パーセントの増加となっています。なお、平成29年度の気候的特徴としては、ラニーニャ現象の影響等により冬は、気温の低い日が例年に比べ多い傾向にありました。
 そこで、燃料別に使用量を見ていくと、ガソリン・軽油・重油・LPG(プロパンガス)がそれぞれマイナス2.1パーセント・マイナス26.2パーセント・マイナス11.4パーセント・マイナス15.0パーセントと減っているのに対し、電気・都市ガス・灯油でそれぞれ1.7パーセント・4.1パーセント・13.9パーセントの増加が見られました。このような結果から、電気・都市ガス・灯油について、使用量が前年より10パーセント以上増加した施設における主な原因を調査しました。

「電気の使用量」
(本庁舎等)
 西庁舎のGHPエアコンを電気空調機に入れ替えたため。
(はけの森美術館)
 前年度は約1ヶ月間休館があり、例年に比べ使用量が少なかったため。
(学童保育所・児童館)
 学童保育所・児童館共に年々需要が増加しており、前年度に比べ児童数が増えたことから、日常の保育において電気の使用時間が増加したため。
(公民館)
 冬に寒い日が続いたことから、利用者の体調に配慮し、暖房機器の使用を増やしたため。
(教育相談所・もくせい教室)
 同一の執務室で事務を行っていたが、機能が異なることから執務室を分けたため。
「都市ガス使用量」
(市民交流センター)
 冬場の公演等により利用者が増えたことから、暖房機器の使用が増えたため。
(環境楽習館)
 キッチンを使用した講座等を増やしたため。
「灯油の使用量」
(市立小・中学校)
 GHPエアコンの故障が頻発したことに伴い、ストーブを多用したため。
(保育園・児童発達センター)
 冬に寒い日が続いたことから、幼児等の体調に配慮し、暖房機器の使用を増やしたため。
 
 このような調査結果を見てみると、公共施設という立場上、市民便益に資するため、施設は利用者が増えればそれに伴いエネルギー使用量も増加するという実情もあり、市民便益と環境配慮をどのように両立させていくかが今後の課題です。
 今後も、温室効果ガス排出量の削減に向けては全庁を挙げて取り組み、さらなる省エネ・節電等に努めてまいります。
 市施設等からの温室効果ガス排出量等は、下記からご覧ください。

 市では、小金井市の市民・事業者・教育研究機関・市が一体となって、地域をあげて地球温暖化防止に取り組むために、温室効果ガスの排出を抑制するための施策や対策を総合的に推進していくことを目的として、小金井市地球温暖化対策地域推進計画を策定しています。
 小金井市地球温暖化対策地域推進計画は、下記からご覧ください。

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