更新日:2022年4月22日
小金井市文化財センター
文化財センターは、教育者下村 湖人が青年団講習所の所長として講習生と語らい、小説「次郎物語」の構想を練った浴恩館を改修し、博物館施設としたものです。
市内から発見された考古資料・古文書・民具をもとに、小金井市のあゆみや生活について常設展示しています。
この建物は、「浴恩館」と呼ばれ、昭和5年から青年団講習所として使われた由緒のある建物です。
講習所長であった下村 湖人の小説『次郎物語』の舞台としても知られ、空林荘と共に、市史跡に指定されています。
午前9時から午後4時30分まで
月曜日(月曜日が祝日にあたるときは翌日休館)
年末年始
無料
電話:042-383-1198
小金井市緑町三丁目2番37号(浴恩館公園内)
地図
駐車場はありません。徒歩、自転車、公共交通機関でのご来場にご協力ください。
ココバス北東部循環13番「小金井公園入口」下車徒歩5分
JR武蔵小金井駅下車徒歩25分
JR武蔵小金井駅北口より関東バス三鷹駅行小金井公園前下車徒歩5分
JR東小金井駅下車徒歩20分
展示室
1.原始・古代・中世コーナー
2.近世コーナー
3.近代・現代コーナー
4.暮らしと仕事コーナー
5.浴恩館と湖人コーナー
原始コーナー 縄文土器 勝坂式
縄文土器 加曽利E式
中世コーナー 板碑 弘安十年
近世コーナー 金井観花詩歌図巻
近代コーナー 玉川上水実測図(部分)
浴恩館と湖人コーナー
小金井市の文化財や歴史等を学習する団体に無料で貸し出ししています。定員40名。ご利用には事前申請が必要です。
学習室
学習室 講座使用時
南寮
生涯学習課で発行している郷土史や文化財関係の書籍を販売しています。
頒布書籍はこちらのページからご覧ください。
着払いにて発送も行っております。下記生涯学習課文化財係までお問い合わせください。
小金井市文化財センター学習室使用申請書(様式第1号)(ワード:14KB)
小金井市文化財センター学習室使用申請書(様式第1号)(PDF:44KB)
小金井市文化財センター資料閲覧等申請書(様式第3号)(ワード:34KB)
小金井市文化財センター資料閲覧等申請書(様式第3号)(PDF:48KB)
田澤(左)と下村(右)
浴恩館は昭和3年、京都御所で行われた昭和天皇即位大嘗祭の神職の更衣所を、財団法人日本青年館が譲り受けて移築したものです。昭和6年から全国の青年団の指導者層が集まり、寝食を共にして人間形成をする講習所として機能しました。
日本青年館の設立理事であり、「青年館の父」とうたわれる田澤(たざわ) 義鋪(よしはる)は、昭和8年、故郷佐賀の後輩で無二の友人、下村 湖人を、浴恩館に開かれた青年団講習所の所長として呼び寄せ、実践教育に当たらせました。
しかし、全国から才能ある青年が集まる浴恩館は、軍事教練に格好の場として軍部に目を付けられました。「次郎物語」も雑誌連載中止まで追い込まれた湖人は、昭和12年に講習所所長を辞任、以後、浴恩館は戦時体制に組み込まれます。
戦後、再び青年教育の場、あるいはユースホステルとして復興を果たしますが、時代は高度成長期に突入し、農村社会を支えていた青年団が自然消滅していきます。維持困難におちいった日本青年館は、教育の場として運用することを条件に、昭和48年に小金井市に売却、小金井市は青少年センターとして開館、平成5年には室内を抜本的に改装し、小金井市の郷土資料を展示収蔵する文化財センターとして、新たに開館しました。
電話:042-387-9879(直通)
FAX:042-383-1133
メールアドレス:k020199(at)koganei-shi.jp
注記:迷惑メール対策のため、メールアドレスの表記を一部変更しております。お手数ですが、メール送信の際は(at)を@に置き換えてご利用ください。