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第3期学校休校方針について(教育長から)

更新日:2020年5月11日

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐことを目的として、令和2年5月7日から5月31日まで市立小・中学校の臨時休校期間を延長いたしました。
 臨時休校期間の延長に伴う学校休校の方針(第3期学校休校方針)について、保護者の皆様へ教育長から説明させていただいております。
 どうぞご覧ください。

教育長の発言内容は以下のとおりです。

みなさん、こんにちは。小金井市教育委員会教育長の大熊です。
本日は第3期学校休校方針を皆様にお知らせするために、このような機会を作っていただきました。
残念ながら、新型コロナウイルス感染症予防のために、令和2年5月7日から5月31日まで第3期学校休校期間としたいと思います。これは小金井市医師会と協議の上、教育委員会として決定させていただきました。
子どもたちが、学校に通えなくなること、友達と遊べないこと、新しい学校に入学してもまだ一日も通えない状態が続いてることをさらに延期することは、断腸の思いでありました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を最小限にするために、この第3期学校休校期間を定めさせていただきました。もちろん、期間の途中で感染拡大が認められなくなった場合には、すぐに学校を再開したいと思います。そのことは、今からしっかりと伝えたいと思っております。
この第3期学校休校期間は、これまでの学校休校期間と異なり、学校を再開したときに効果的に学習が進められるよう、様々な手立てを考えております。小金井市立学校休校方針の概要であります、健康観察・課題の配布・課題の回収等を定期的に行い、学校再開時の授業を効率的に進められるようにしたいと考えます。課題作成にあたっては、学校独自の取り組みだけではなく、私どもの小金井市教育委員会研究会の組織を活かして、学校を越えて先生方が集まる研究会ですが、ここを活用しながら、オール小金井で課題の作成に取り組んでまいりたいと考えております。さらに、それらの取り組みは、共有のドライブ(インターネット上にある小金井市の教員だけが閲覧できる文書を保管できるところ)の中に保存し、すべての教員が閲覧できるようにしていきたいと考えております。
このような、これまで学校が経験したことのない新しい取り組みですが、“まず、やってみる!”を合言葉に、取り組んでまいりたいと考えております。このようなことをするためには、情報機器を有効に使うことが大切だと考えておりますが、情報教育に長けている教員だけではなく、すべての教員の特性を活かしながらアイデアを共有して、前代未聞のこの難局を乗り越えていきたいと考えております。
まず、この第3期小金井市立学校休校への取り組みの一つは、今、行っているように小金井市立学校休校の方針の概要を私自身が、すべての教員、そして、すべての保護者にビデオメッセージとして伝え、理解を得たいと考えておリます。

具体的な取り組みをお話ししたいと思います。児童・生徒への課題の配布等は、子どもたちが使っているロッカーや、下駄箱等を活用するとともに、メールでも配信することにしたいと思います。そして、メールで配信された課題を家でプリントをすることができれば、学校にとりにこなくてもよいようにして、子どもや保護者が学校にとりにきたときの、3密を少しでも回避したいと考えております。子どもたちに課題を配布するだけではなく、その課題の進捗状況をしっかり確認するために、週に一回以上は、学校から電話で確認を行ってまいりたいと考えております。その際、コンピュータを使ったビデオ会議等もこの取り組みの一環とさせていただきたいと思います。“できるところから始める!”“まず、やってみる!”というところで、このような取り組みもご理解いただければというふうに考えております。
また、長期に渡る休校となっていますので、子どもたちひとりひとりの心の安定も非常に危惧されるところです。健康観察カード等を活用して、子どもの心の安全・安定が担保されているか常に把握し、適切に対応してまいりたいと思います。課題が見つかったときには、スクールカウンセラーやソーシャルワーカーと共同で問題を解決してまいりたいと考えております。保護者の皆様におかれましても、心配事がある場合には、これまでどおり、スクールカウンセラーもソーシャルワーカーも学校におりますので、相談していただければと思います。
課題等の具体例(これらの内容は例示であり、各学校において様々な工夫を行います。)を小学校を例に説明させていただきます。今、この春という時期を逃すと、学習できない教材もいくつか存在します。アサガオの植え付けやホウセンカ等の植え付け、メダカの飼育も開始しなければなりません。樹木のスケッチも季節ごとの移り変わりを調べるために、今、しっかりと目に焼き付ける時期でもあります。そのために、スケッチも不可欠となります。そのような、今でしか学習できない内容は、この時期にしっかり課題として提示してまいりたいと考えております。さらに、国語科における漢字の練習や意味調べ、音読の練習にも取り組めるかと思います。また、少し専門的になりますが、文章を読んで、初めての感想を文や絵にする活動もできるかと思います。それらの活動も積極的に取り組めるように、各学校から課題が出ると思いますので、その課題に従って、子どもたちに取り組ませていただきたいと考えております。また、算数科においては、前学年の基礎的な計算練習をするとともに、その発展問題として、新しい学年の教材にも取り組ませることも可能だと考えております。
また、教科書を読んで、新聞等にまとめることなどもできることでしょう。これらの学習を主体的に取り組ませるために、自学ノートの活用・制作も視野に入れて検討してまいりたいと考えております。さらに、楽器の練習、造形作品に取り組むこと、家族のための食事作り、マスク作りもできるでしょう、また家で簡単な体力作りにも取り組めることと思います。それらの課題が出ましたら、子どもと一緒に、取り組んでいただければと思います。どうか、よろしくお願いいたします。
これらの取り組みは、いまだかつて学校が行ったことがありません。まったく新しい取り組みであります。よって、教員だけでなく、広く保護者、そして、地域の方々の協力なしにはできるとは考えておりません。動画の作成やビデオ会議の方法、情報共有の方法等、お手伝いできることがありましたら、どうか積極的に学校に声をかけていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
このような新しい取り組みは、取り組み状況を常に確認し、改善を図りながら進めてまいりたいと思います。子どもたちが苦しい思いをしている、課題がよくわからない等、身近にいなければわからないことも多々あると思います。先生が張り切るあまり、子どもにとって苦しい課題が出されてしまうこともあるかと思います。そんなときはぜひ、学校に連絡をして、子どもの様子を伝えていただきたいと考えております。私どもも今の取り組みが、子どもの立場に立って適切な関わりになっているか、不安を抱える子どもや保護者の立場に立って適切な関わりになっているか、また、インターネットを通じた情報を収集することに困難さを抱えている家庭に対して情報を適切に提供できているか等をしっかりと見定めながら、この第3期小金井市立学校休校への取り組みを進めてまいりたいと考えております。
今行っている情報発信、ユーチューブ等を活用した動画による情報発信を、そして、情報の共有、それから人材の活用、新しい取り組みですから、評価と改善をしっかり行いながら、休校への取り組みとさせていただきたいと思います。
この新型コロナウイルス対策を進める現在の状況で、学校再開時の授業を効率的に進める方策を職員一丸となって考え、実践し、共有し、評価し、常に改善するという気持ちで、取り組んでまいりたいと考えております。
保護者の皆様におかれましても、この取り組みを支援していただければと考えております。どうかよろしくお願いいたします。
以上で小金井市立学校休校への取り組みの紹介を終わらさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。

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