（仮称）小金井市新福祉会館建設基本計画について

　小金井市福祉会館（以下「旧福祉会館」といいます。）は、昭和43年に「社会福祉活動を推進し、市民相互の親睦と福祉の増進を図り、市民文化の向上に寄与する」という目的のもと設置され、平成28年3月31日に耐震上の問題や施設の老朽化等により閉館しました。
　建設当初は地域における福祉活動の拠点である地域福祉センター、高齢者に対する健康増進、教養の向上等を目的とした老人福祉センター、また、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とした公民館といった3つの主たる機能をもち、その後の社会的ニーズに応じた機能の改廃のほか、社会福祉協議会を中心とした関係団体の各種事業を展開し、多くの市民の皆様から親しまれてきました。
　築後40余年を経過した平成22年度に実施した耐震診断結果に基づく老朽化対策に向けた検討を行う中、平成26年度には、新たな施設を本町暫定庁舎用地に建設するとした（仮称）新福祉会館建設計画（案）（以下「旧建設計画案」といいます。）を策定し旧福祉会館を御利用いただいている市民の皆様の安全を第一に考え、極力早期の竣工を目指すこととしました。
　平成27年12月、市長交代に伴い、平成28年8月まで庁内プロジェクト・チームにおいて新たな案である庁舎建設予定地で新市庁舎等と（仮称）新福祉会館を複合化整備することについての調査・検討を行いましたが、同年10月、新庁舎建設等についてはゼロベースで見直すこととしたため、旧建設計画案についても白紙とし、同年12月、新庁舎及び（仮称）新福祉会館は、平成33年度竣工を目標とすることを表明しました。
　その後、市の福祉保健施策の中心を担う福祉保健部内での検討、（仮称）小金井市新福祉会館建設に関する庁内検討委員会での調査・検討を経て、平成29年7月からは、公募市民を委員に含めた（仮称）小金井市新福祉会館建設基本計画市民検討委員会において、新施設に求める基本理念、建設場所、建設規模、機能等について、建設の前提となる基本的な考え方を示す新施設建設基本計画（以下「計画」という。）の策定において必要な事項を検討・協議し、（仮称）小金井市新福祉会館建設基本計画（案）が市長に提出されました。
　　一方、市議会からは計画に係る機能等について、議員間討議結果による最大公約数意見の提出や決議が可決されたこともあり、それらの意見を踏まえて市において慎重に検討した結果として、「（仮称）小金井市新福祉会館建設基本計画」を策定しました。

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