星桜押し花アートを設置しました
星桜押し花アートを設置しました
令和8年3月17日(火曜)から小金井 宮地楽器ホール1階において、名勝小金井桜の会より市に寄贈された星桜押し花アートを展示しています。
星桜押し花アートは名勝小金井桜の会が、令和6年の名勝小金井(サクラ)の名勝指定100周年記念の一環で制作されたものです。
名勝指定100年、そして次の100年に向けて小金井桜を保護し啓蒙していくために、寄贈品を大切に活用してまいります。
寄贈者:名勝小金井桜の会
制作者:関 ハル氏(押し花作家)
星桜とは
小石川植物園の星桜のクローン木
星桜は、景勝地である小金井桜のヤマザクラ並木の一本です。
近代の日本植物学の基礎を築いた人物の一人、三好 学博士が約100年前に命名されました。
しかし、現在の小金井桜の中に星桜が存在しているのかは不明です。
幸いにも、文京区所在の東京大学大学院理学系研究科附属植物園(小石川植物園)に星桜のクローン木が現存しており、今回の押し花アートの素材となっています。
三好博士と小金井桜
三好博士の小金井桜の調査成果をきっかけに、江戸時代から続く並木の景観及び多様なヤマザクラの一大集積地としてその重要性が評価され、大正13年の国の名勝指定へとつながりました。
押し花とは
絵画のように額装したり、装飾したりするアート作品です。
それだけではなく、花を永久保存する標本性、時代を越えて系譜を証明する物証性、文化と植物学を結ぶ視覚資料性を兼ね備えています。
押し花アート
展示状況
星桜押し花アートの意義
本物の桜の花を使用した本作品は、名勝小金井(サクラ)を構成する多様なヤマザクラの遺伝的ルーツを考え、星桜の花を恒久的に保存し未来へ継承できることです。
名木には愛称がつけられた
三好 学「桜花図譜」上巻「星桜」国立国会図書館所蔵NDLイメージバンク
小金井桜を構成するヤマザクラ約1,500本(大正時代後期)には数多くの名木があり、それらは研究者から、時に富士見桜や日の出の桜、鐘馗桜、墨染匂等の愛称がつけられました。
三好博士に命名された星桜は小金井桜を代表する一本として100年前の学術書にも報告されています。
星桜データベース
花弁:細長く先端がやや尖り、放射状に開く(星形)
花色:白身を帯びる淡紅色に近い薄桃色
花径:中輪でやや小ぶり
葉:開花と同時に赤銅色の若葉が展開